プラスチックフィルム
Plastic Films / Products
ITO(酸化インジウムスズ)誘電フィルムの応用
昨今、スマートフォンを始めとしたタブレット型端末がヒットしており、タッチパネルの需要が飛躍的に伸びております。タッチパネルには欠かせない透明導電フィルムの生産性向上へFSAを提案いたします。
ITOフィルム工程フロー

FSAは適度な耐熱性を備えており、各種熱工程においてITOフィルムを護ります。
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ITO成膜工程
ITOスパッタリング
120℃〜140℃の高熱真空内で、高電圧によりイオン化されたガスをターゲット材にぶつけ、フィルム表層にITOを成膜します。 -
アニール処理
アニール処理
ITOの結晶化や、フィルムのひずみ矯正のために140℃〜150℃で30分程度加熱をします。 -
透明導電回路形成
エッチング処理
ITOフィルムを、露光→現像→エッチングといった工程を経て、導電回路を形成します。各工程で、不要部分は薬液により除去されます。 -
端子電極形成
スクリーン印刷
端子電極として、銀ペーストをスクリーン印刷で形成。140℃〜150℃の温度で乾燥します。
※フィルムを傷つけないために、表面保護としてFSAを使用
ITO-PET粘着力データ
DATA
FSA 010M 30min加温後のFSA表面状態
Heat-resistant
FSA | PE / EVA | 粘着力昂進(gf/25mm) | |
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常温 | ![]() |
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100℃ | ![]() |
![]() |
PE / EVAは120℃ で溶融状態 |
120℃ | ![]() |
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140℃ | ![]() |
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150℃ | ![]() |
FSAは形状変化なし |